利用できる
介護保険サービスの種類

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要介護度が認定されたら、本人(親)に必要な介護予防サービスまたは介護サービスの利用開始です。ここではサービスの内容についてお話します。

どんなサービスがあるのか

大きく分けて2つあります。1つは「在宅介護サービス」といい、家で介護をしながら受けられるサービスです。ヘルパーさんに来てもらう、デイサービスに通うなど身近な話を聞いたことがあるかもしれません。もう1つは「施設介護サービス」といい、特別養護老人ホームなどの施設でお世話になるものです。

在宅介護サービス

6つに分けられます。介護予防サービス(要支援1,2)や介護サービス(要介護1~5)、それぞれの介護度によって内容が異なる場合がありますので利用時はケアマネージャーに確認してください。

1.訪問系サービス

訪問介護(ホームヘルプ)、訪問看護、訪問入浴、訪問リハビリテーション、居宅療養管理指導

2.通所系サービス

通所介護(デイサービス)、通所リハビリテーション(デイケア)

3.短期入所系サービス

短期入所生活介護(ショートステイ)、短期入所療養介護(ショートステイ)

4.居住系サービス

特定施設入居者生活介護(介護付き有料老人ホームなど)

5.住環境の改善

福祉用具貸与、福祉用具販売、住宅改修

6.地域密着型サービス(※印は介護サービスのみ)

夜間対応型訪問介護(※)、認知症対応型通所介護、小規模多機能型居宅介護、認知症対応型共同生活介護(グループホーム)、地域密着型特定施設入居者生活介護(介護付小規模有料老人ホームなど)(※)、地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護(小規模特別養護老人ホーム)(※)、定期巡回・随時対応型訪問介護看護(※)、複合型サービス(※)

細かいサービス内容については「在宅介護サービス」でお伝えします。

施設介護サービス

3つに分けられます。介護度によって利用できる施設が異なります。利用時はケアマネージャーに相談してください。

1.介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)

要介護3以上で自宅での介護が困難な方を対象とした公的施設です。食事、入浴、排泄などの日常生活の介護全般のサービスを受けられ、長期入所を前提としています。介護保険サービスで利用できるので入居一時金不要、利用料も安価なため、待機者が多くなっています。

2.介護老人福祉施設

「老健」と呼ばれ、要介護1~5に認定されると利用できます。入院や治療の必要はなく、看護が必要な高齢者を対象としています。医師の管理下で生活し、介護のほか機能回復訓練なども行われます。自宅での生活を目指し、退院から自宅へ戻るまでの中間的な施設です。

3.介護療養型医療施設

要介護1~5に認定されると利用できます。病状が安定していて、長期的にリハビリや医師の管理や治療が必要な人向けに設置されています。機能訓練や介護を受けながら自宅での生活を目指して療養する病院(医療施設)です。