「フレンチトーストは高齢者にこそお勧めのメニューです♪」
10年ほど前からパンケーキがブームになり、それが落ち着いてきたころから人気沸騰のフレンチトースト。今どきのお洒落なカフェではフルーツやアイスクリームをトッピングした豪華なフレンチトーストが頂けます。
そんな現在大人気のメニューですが、シンプルなフレンチトーストは昔から家庭で作られてきました。多くのご高齢の方もご存知ではないでしょうか。
シンプルなフレンチトーストのレシピはこんな感じです。
食パン1枚(お勧めは4枚切り)
卵1個
牛乳100ccくらい
砂糖大さじ2くらい
バター1かけ(10g程)で焼く。
メープルシロップやはちみつ、ジャムを添えて頂きます♪
材料を見ればおわかりですよね、フレンチトーストは栄養豊富!
これに野菜料理を合わせればバランス良い食事の出来上がりです。
しかも高齢者に嬉しい柔らかさ、硬いものが苦手な方でも食べられます。前の晩に卵液に漬けておくと、中まで味が浸み込んで柔らかくてふっくらした朝食がサッと作れますよ。
高齢者や認知症の方は甘いものを美味しく感じるようになるとも言われています。フレンチトーストの甘さは食欲を刺激してくれますから、食欲がわかない時も是非お試しください。
私の父は昭和ひとケタ生まれの男性にありがちな「白飯至上主義」でした(笑)。それが亡くなる1年位前からグラタンやドリアを美味しいと言うようになりました。家で作る簡単なフレンチトーストが大好きになったのもその頃です。今思えば、硬いものを食べるのがきつくなっていたかもしれませんし、味覚が鈍くなっていたからかもしれません。当時はそんな知識もなく、父の変化にただ驚いたものです。今なら色々な料理でもう少し楽しませてあげられたのになーと残念です。